現代史研究会とは

現代史研究会は1957年に発足した、近現代史研究にたずさわる人々から成る学術団体で、現在約270名の会員を擁しています。

年10回の例会を催し、会誌『現代史研究』を年1回発行しています。

<イスラエルのガザ侵攻に関する声明>


 2023年10月にイスラエルは、ハマースによる襲撃をきっかけにガザ侵攻を開始し、今日に至ってもなおも軍事行動を止めず、すでにガザ地区での死者数は4万5千人を数えました(ガザ地区保健省、2024年12月16日発表)。多数の乳幼児を含む一般市民を大量に死に至らしめているこのようなイスラエルの戦闘行為は、基本的人権の尊重の観点から、さらに人道上、国際法上も正当化できるものではありません。また、1967年の第3次中東戦争以降、イスラエルはガザ地区のほか、東エルサレム、ヨルダン川西岸の占領を続けており、その中でイスラエル軍、当局による人権蹂躙が数多く起きていると伝えられています。

 現代史研究会は、「科学としての歴史学の樹立」をめざし、同時に「民主的な立場に立」って研究を発展させることを目的としています。近現代の歴史を研究することを目的とする当研究会では、すべての人の基本的人権が尊重されるべきであることを前提として学術研究をおこなっており、過去の惨劇を想起させる蛮行・虐殺が現在進行形で繰り広げられる状況を傍観することはできません。それゆえ、わたしたちは以下の事項を求めます。


1) イスラエルとハマースは即時に停戦すること。
2) イスラエルは、ガザ地区、東エルサレム、ヨルダン川西岸における市民に対する人権侵害を停止すること。
3) 国際社会は、イスラエル政府が国際法違反行為を止め、適切な行動をとるようあらゆる平和的手段を尽くすこと。また、イスラエルへの武器援助、武器輸出、軍事技術開発援助など、ガザでの虐殺を間接的に支えることにつながる一切を停止すること。


現代史研究会 会員有志

<ロシアのウクライナ侵攻に反対する声明>

 近現代の世界では多くの戦争が行われ、多大な犠牲が生じました。そのような時代を研究する専門家として、私たちは、平和を愛好するすべての人びとと連帯しつつ、ロシアによるウクライナへの侵攻に抗議し、国際機関による和解と平和構築の努力がなされることを強く望みます。

現代史研究会 会員有志

次回の例会

    ドイツ現代史学会情報

    • 2024年度第47回ドイツ現代史学会開催のご案内と報告者募集

      日程:2024年9月28日(土)・29日(日)
      会場:1日目⇒福岡大学2号館221教室
          ※ 対面のみ/参加費500円/懇親会なし/事前登録不要
         2日目⇒九州大学西新プラザならびにZoom
          ※ 対面とオンライン併用/参加費無料/懇親会あり/要事前登録


      1日目:9月28日(土):13:00~15:30
      シンポジウム「比較史の観点からみる『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』」(七隈史学会・福岡大学人文学部との共催)
      会場:福岡大学2号館221教室(福岡市城南区七隈8-19-1)
      https://www.fukuoka-u.ac.jp/aboutus/facilities/map.html

      ◯ 著者より
      ・田野大輔(甲南大学)「ナチスの「相対化」と比較史の可能性―本書の問題提起―」
      ・小野寺拓也(東京外国語大学)「「歴史実践」・「パブリック・ヒストリー」と本書―教育の視点から―」
      ◯コメント
      ・松井康浩(九州大学)「ソ連史の視点から」
      ・大澤武司(福岡大学)「日中関係史の視点から」
      ・伊藤亜希子(福岡大学)「ドイツの異文化間教育の視点から」
      ◯著者リプライと討論


      2日目:9月29日(日):10:00~17:30(予定)
      会場:九州大学西新プラザ(福岡市早良区西新2-16-23)ならびにZoom
      https://nishijinplaza.kyushu-u.ac.jp/access.html

      10:00〜10:10
      ・開会にあたっての諸注意

      10:10〜17:00
      ・自由論題報告(予定)

      17:00〜17:30
      ・今年度運営委員会からのご挨拶
      ・会計報告
      ・次年度開催校・運営委員のご紹介等

      18:00〜20:00
      ・懇親会(対面のみ/西新プラザ近辺)

      参加登録:2024年9月25日(水)締切
      ・1日目のみ参加 ⇒参加登録は不要です。当日、会場の受付で参加費500円をお支払いください。
      ・2日目も参加、あるいは2日目のみ参加 ⇒下記フォームから登録をお願いいたします。
      https://forms.gle/MPW7gGL1HX3bhATx6


      自由論題報告申し込み:2024年9月2日(月)締切
      2日目に自由論題報告を希望される方は以下の要項にしたがってご応募ください。期限が短く恐縮ですが、ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

      ① 応募資格:修士あるいはそれに準じる学位を有する者、あるいは大学院修士課程ないし博士前期課程の在籍者。

      ② 応募方法:報告を希望される方は、以下の事項にご記入のうえ、下記応募用アドレスまでご連絡ください。
      ・アドレス:doitsugendaishi47@gmail.com

      ③ 記入事項
      ・ご氏名(およびフリガナ):
      ・ご住所:
      ・お電話番号:
      ・E-mailアドレス:
      ・主たる研究領域(箇条書き) :
      ・発表題目:
      ・発表要旨(400字程度) :
      ・発表方法(対面かオンラインか):
      ・その他、要望など:


      【問い合わせ先】
      2024年度第47回ドイツ現代史学会運営委員会
      今井宏昌(九州大学)
      doitsugendaishi47@gmail.com

    西日本ドイツ現代史学会情報